【これ、模範解答】4K録画に対応の「中華キャプチャーボード」が”規格外”のコスパだった

数年前に話題になった中華キャプチャーボード。その驚異的なコスパに幾多の人々が震撼したのは懐かしいでしょう。1万円以下でフルHD 60fpsでHDMI信号を録画できるのはとても魅力的で、私も1台購入したことがあります。
ただ、そんなキャプチャーボードにも欠点がありました。

  • 色味がおかしい
  • ノイズが発生する
  • 発熱でコマ落ちが発生する

これらはすべて私の実体験です。当然製品のコストも削減されていますし欠点を挙げて文句を言うのもお門違いということは分かるのですが、求めているのはこういうものじゃない。一定以上の品質を保ったうえでできる限り価格を抑えたようなキャプチャーボードが欲しいのです。

私がキャプチャーボードに求める条件
  • USB3.0に対応
  • YUY2、NV12などの無圧縮での転送に対応している
  • フルHD 60fps以上で録画できる
  • HDMIパススルーができる

そんなわがままに答える中華キャプチャーボードを見つけてしまいました。

キャプチャーボードがなくてもできること
あらすじ

※レビューした商品の取り扱いが終わったようなので、類似商品のリンクを張っておきます。おそらく性能は同じです。

このキャプチャーボードの特長は以下のとおりです。

  • 4K 30Hz フルHD 120Hzで録画できる!
  • YUY2 NV12 XRGBに対応している!
  • クーポン適用で7250円の破格!

順番に見ていきましょう。

4K 30Hz フルHD 120Hzの録画に対応!

このキャプチャーボードの特長は何といっても録画解像度。4K 30Hzで録画できる上、フルHDなら120Hzで録画することができます。中華キャプチャーボードで4K対応を謳っているものの大半は「最大入力解像度」が4K、「最大録画解像度」がフルHDであることが大半なので衝撃を受けました。

YUY2 NV12 XRGBに対応で画質が良い!

また、YUY2やXRGBに対応しているため非圧縮で映像を録画することができます。

昔に製造されたキャプチャーボードはUSB2.0であることが多く、フルHDの映像データを転送するには帯域幅が足りませんでした。そのため、MJPEG(AVI)やH264といった形式で圧縮してから映像を転送していました。

そのため、キャプチャする前と後で画質が著しく低下することがありました。

今回の商品では非圧縮で映像を転送することができるので画質がとても良いのです。

高性能でもコスパは最強! 7250円の破格を実現!

花咲 春

そんなに高性能だったら絶対高いだろうなぁ~

そういうことを考えた人もいると思います。しかし、このキャプチャーボードはクーポン適用で7250円という破格を実現しています。

もうこれは買うしかないということで実際に購入してみました。

購入してみた: 内容物

箱は普通の中華製品の見た目をしています。

箱の中に入っていたのは

  • 本体
  • USBケーブル
  • HDMIケーブル
  • 説明書

です。必要最低限のものは揃っていますね。

説明書もしっかりしていて安心ですね。

実際に接続してみた

OBSの設定項目から確認

実際に接続して商品説明の内容が本当かどうか確かめてみましょう。構成は以下の図のとおりです。

備考
備考: OBSで3840×2160 NVENC H.265 40Mbpsで録画しました。 録画した実際の構図は上のようになっています。

接続すると本体のLEDが光り始めて…

Windowsに認識されました。デバイス名は「HDMI Capture」となっています。

OBSのプロパティで確認すると、商品説明通りの性能でした。

入力信号はWQHD 144Hz、4K 60Hzに対応しています。

144Hzは想定外

144Hzのモニターを使う場合もディスプレイの性能を余すことなく画面録画できるのでとても良いです。

それでは、実際に録画した映像をチェックしてみましょう。

マリオカート8 Deluxeのスクリーンショットで確認

スクリーンショットを撮影してみたので比較してみましょう。

左:SOOMFON キャプチャーボード 右: Avermedia Live Gamer Portable 2 PLUS

まず色味が少し違いますね。Avermediaのキャプチャーボードでは色域が狭いのか明るい映像になっていますが、SOOMFONのキャプチャーボードは元の色味を保っています。
拡大して細部を細かくチェックするとノイズの違いもわかります。

拡大して比較

Avermediaのキャプチャーボードはゲートの部分でブロックノイズ、看板のところでモスキートノイズが出ています。一方、SOOMFONのキャプチャーボードでは一切出ていませんね

スプラトゥーン2の録画で確認

Splatoon 2でも同様に2機種で比較しているのでぜひYoutubeで確認してみてください。

4Kモニターで視聴することをおすすめします。

HDCPが有効化されていると録画することはできません。

Windows PCで4Kを確認

Windows PCを利用して4K解像度でのキャプチャーも試しました。

3840×2160 30Hz NV12でキャプチャすることができました。

使用後の感想

数年前に3万円で買ったキャプチャーボードよりも画質が良いので、大半の人が満足できる仕上がりになっていると感じました。

ただ、温度上昇によるコマ落ちが発生しているような感じがしました。OBSのプレビュー画面のみの問題だったので実使用では問題ないと思われます。

スマホでSwitchの画面を録画・配信

実は、AndroidスマホでUSB Cameraというアプリを使うとキャプチャーボードの映像を録画できます。

これが想像以上に安定していて衝撃を受けました。

実演している様子

詳しくは動画を見ていただきたいのですが、Google Tensorでコマ落ちが起こることはありませんでした。外出先でスマホがないような状態でもスマホがあれば手軽に録画・配信できるのでおすすめです。

まとめ

  • 高画質で高品質なキャプチャを実現!
  • クーポン適用で7250円の破格! ←コスパ崩壊
  • スマホで手軽に録画できる
  • 発熱が少し多い
  • 耐久性がわからない
  • プレビューでコマ落ちが発生する

どっちにしろ、7250円でこの製品が手に入るなら購入して損はないでしょう。Amazonで売っていますから初期不良でも返品できますからね。ぜひ購入して快適なキャプチャライフを送ってくださいね。最後まで見ていただきありがとうございました。

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