Windows11の目玉機能として登場したWindows11 Subsystem for Androidですが、いまだに公開されていません。日本ではプレビュー版ですら公式から利用することはできません。
しかし、パッケージをダウンロードすることで動かすことは可能です。WSAを手動でインストールする記事 私もこの記事の通りにやってみたのですが、Amazon App Storeが使えないのでとても不便です。また、どうせならRoot化して使ってやりたいと思ってしまいます。
私が見た記事にはAndroid11のWSA向けにGoogle Playをインストールする方法が掲載されていたのですが、バージョンアップされてもうAndroid12.1になっています。そこで、今回はAndroid12.1のWSAにGoogle PlayとMagiskをインストールする方法を紹介します。
最新のWSA(2022年7月16日現在)にGoogle PlayとMagiskを導入する方法の紹介
手順
Magisk on WSA with Google Appsでイメージの作成
このリポジトリを開き、Create a new forkを選択します。

以下のような画面が出てきたら、Create forkを押してフォークを作成します。

作成が完了したら、Actionsに移動した後、I understand …を選択します。


次に、Select workflowからBuild WSAを選択します。

そして、Run workflowをクリックし、以下と同じように選択して緑色のボタンを押します。

すると、Build WSAの実行が始まります。10分程度で終わるので気長に待ちましょう。


完了すると緑色のチェックマークが表示されます。

下の方にある Artifactsから自分の環境に合ったファイルをダウンロードします。arm64環境の方はWSA-with-magisk-GApps-pico_2204.40000.20.0_arm64_Release-Nightly、x64環境の人はWSA-with-magisk-GApps-pico_2204.40000.20.0_x64_Release-Nightlyを選択すればよいでしょう。

ファイル解凍 スクリプト実行
ダウンロードしたファイルを解凍したら、誤って削除しないような場所に移動させましょう。私はC直下に置きました。

そのあと、ターミナルを開きフォルダのディレクトリに移動します。ここで、Install.ps1を実行するのですがここで注意!
Windowsではデジタル署名がないPowershellスクリプトは実行できません。なので、Set-ExecutionPolicy -Scope Process -ExecutionPolicy Bypassを実行してからスクリプトを実行する必要があります。


これをすべて終わらせると、アプリ一覧にAndroid™用 Windows サブシステム設定が出現するはずです。

ここまでくればもう安心。WSA PacManなどを使ってGoogle Playを起動させると普通に使えます。

ちなみに、最新のWSAではAndroid内のファイルをWindows上のアプリケーションから開くことができるようになっています。

資料をAndroid上でダウンロードしてAcrobat DCなどで開くという使い方もできます。

これからWSAがどのように進化していくのかとても楽しみですね。最後までご覧いただきありがとうございました。
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